Adobe Analytics

Adobe Analyticsにシナリオ関連のイベントを送信して分析に活用します

スタートアップガイド

  • 本資料ではSprocketとAdobe Analyticsとの連携機能について説明します。
  • SprocketをAdobe Analyticsと連携させることで、接客シナリオが当たったあとのユーザー行動の詳細分析をAdobe Analytics上で行うことが可能です。
  • 本機能の利用にはAdobe Analyticsを利用していることが前提となります。
  • 本機能をご利用いただく場合、Sprocketで設定作業が必要となります。詳しくは担当コンサルタントまでお問い合わせください。

概要

  • 本機能では、「ポップアップを閉じた」「ボタンをクリックした」などのSprocketの接客シナリオに対するユーザーの反応をAdobe Analyticsへ送信することができます。
  • 実現にあたっては、Adobe Analyticsで提供されているトラッキングコール用の機能を使用します。また、Sprocketの接客シナリオで発生するイベントをAdobe Analyticsのカスタムイベント(event)に、接客シナリオ情報をコンバージョン変数(eVar)に対応させる必要があります。

連携仕様

Sprocketの接客シナリオのイベントとAdobeAnalyticsのカスタムイベント(event)の連携

イベントは送信トリガーとなるだけでなく、イベントの発生した回数としてAdobe Analyticsに記録されます。
カスタムイベントは集計時のメトリクスとして使用されます。
Sprocketの接客シナリオのイベントと、Adobe Analyticsの対応例を下表に示します。

Sprocket
接客シナリオのイベント
説明AdobeAnalytics
カスタムイベント(event)の例
start接客シナリオの開始event1
shownポップアップ表示event2
clickポップアップ内のボタンクリック

※「×ボタン(close ボタン)」以外のボタンが対象です
event3
close×ボタンでポップアップを閉じるevent4
end接客シナリオの終了event5

 

Sprocketの接客シナリオの情報とAdobeAnalyticsのコンバージョン変数(eVar)の連携

Sprocketの接客シナリオの情報と、Adobe Analyticsの対応例を下表に示します。

接客シナリオの情報値の例AdobeAnalytics
コンバージョン変数(eVar)の例
シナリオIDscenario1eVar1
フェーズIDphase4eVar2
パターンIDpattern1eVar3
ステップIDstep3eVar4
次のステップID
(clickイベント時のみ)
step6eVar5
ボタンラベル
(clickイベント時のみ)
詳しく見るeVar6

導入手順

  • 1.Adobe Analyticsの事前準備(お客様)
    カスタムイベント(event)とコンバージョン変数(eVar)をご用意ください。
    カスタムイベントはstart、shown、click、close、endの5種類分が必要です。
    コンバージョン変数はシナリオID、フェーズID、パターンID、ステップID、次のステップID、ボタンラベルの6種類分が必要です。
    それぞれの名称をSprocket側にお伝えいただきます。

  • 2.データ連携用のスクリプトの実装(Sprocket側)
    Sprocket側でスクリプトを実装します。
    ご用意いただいた頂いたカスタムイベントとコンバージョン変数の名称はスクリプトに埋め込まれます。

  • 3.受け入れテストの実施(お客様)
    実際に接客シナリオを動かし、AdobeAnalyticsの管理画面で期待したようにユーザー行動の分析が行えることを確認してください。